レイニイ・マンデー

◇白楊荘文庫を収蔵している図書館で、短歌誌『ポトナム』の創刊号を見る。準貴重書あつかいで、貴重書閲覧室で見る。パソコンで入力するつもりが、頁を押さえる手がいるので、鉛筆を借りて書く。筆記は片手でできる。ポトナムは白楊の朝鮮語。ポトナムはポプラでよいのか。いろいろネットで調べていると、葉ね文庫さんのツイートが引っかかって、『ポトナム』は、95周年記念号がでているという。雑誌のところに行くとおいてあ…

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上半期の本代

◇土曜は、文庫櫂さんに本を受け取りに行った。状態よく、石版についてまた考える素材が増えた。帰ってきて、ツイートを見たら、また必要な本が棚出しで出ている。絵入り本、ほかにありますか、と尋ねればよかった。この本は、立派な複刻があるが、印刷をみるのには、複刻は意味がないのだ。オリジナルを見る必要がある。◇休日に、仕事の準備を入れないと、まわっていかない。なるべくぼんやりしていたいが。◇本屋に行って、絓…

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色刷り木版の版面 つづき

博文館『文藝倶楽部』第7巻15号、明治34年11月。『明星』が西洋美術の若手を使って、誌面に新味を出そうとしていた時期である。 表紙は、山中古洞《冬木立》。目次によれば、「精彩石版画」である。 口絵は、梶田半古《仙錦亭》。目次によれば、遅塚麗水の小説「仙錦亭」の口絵で、「精彩木版画」である。髷の部分を拡大してみよう。  少しわかりにくいが、地の黒の上に、髪の線を示す黒が重ねられている。 ヒロイ…

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写生文の「ウフゝン」

 坂本四方太・寒川鼠骨・長塚節・高濱虚子『新写生文』(明治41年1月、東亜堂書房)。 表紙の葡萄色(えびいろ)がいい感じだが、元からこの色調だったかわからない。 紫が退色した可能性がある。作成者が紫色といっていて、複刻版が葡萄色系になっている事例としては、『地上巡礼』がある。謡曲の本も紫色が、茶色系に変色することがあると聞く。  虚子の「序」では、これまでの写生文より長いとある。虚子は、写生文…

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カラーキーパー

カラーキーパーって知っていますか。シャツの襟に入っている芯のことです。内蔵して取り外せないタイプもありますが、襟を返して取り出せるタイプも多いです。うっかり入れたまま、クリーニングに出すと、外されている時があります。襟がへなへなになっていると思ったら、このカラーキーパーが入っていないのです。シャツ屋さんでシャツを買った時に余分にもらう時もありますが、クリーニング屋さんに言ってもらったこともありま…

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伝統的な多色木版の版面

先日買った、国貞・種彦の『明烏 八編上』の表紙。いつの刷りかはわからない。顔のアップ。方向は少し変えてある。 髪の生え際に特徴が出ている。 刀を持つ手元のアップ。線と色面が区別されている。 色面の規則性のない、なんというか、モコモコした感触が木版の特徴である。もう少し、適切に描写できるようにならないといけないが。

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日々のあれこれ

◇先日、深夜に目が覚めて窓外を見ると、霧というか靄というか、何も見えなかった。そのまま、また寝たが変な感じだった。◇新しい書き物仕事のために、仕事場から本を持ち帰っている。論文などをもとに筋を通して書き下ろしに近いものになる見通し。オムニアウトライナーで目次はできた。本文は空っぽだが、時間を決めて少しずつ進めていこう。もと原稿があるので、気持ちは楽である。◇MUJIで、デスクにも食卓にもなる机を…

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出勤前の古書市

神戸、サンボーホールの古書市に出かける。30分も前についてしまい、地下のカフェでモーニングサービスを食べる。好きなパン一個とゆで卵、極小サラダになぜかバナナ一本。300円。古書市開店時に並んで入るのは久しぶり。「街の草」の杉山平一旧蔵書が人気で、人だかり。少し後で行ってみて、迷っているうちに、するする手が伸びて来て、その本は買えなかった。杉山宛の謹呈カードのついた、青山光二『懐かしき無頼派』(平…

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