ひと息ついて

昨日、大きめの仕事がこなせたので、今日は古本屋に行こうと思って支度もしたが、足に疲れがたまっていて、横になっているうちに時間がたってしまった。年齢を感じる。きょうは、文書の整理と、机回りの片付けにあてることにした。 せいぜい、古本屋めぐりをして足腰を鍛えないといけない、とおもう。

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さんちか古書市

 さんちかの古書市にでかける。1分過ぎて到着。古本キングさんに挨拶。帰り際に窓展の目録をもらった。 さて、混んでいるところは避けて、すいたところから見ていく。 三越の広告絵はがきを一枚。  店名忘れたが、古雑誌があるところに『不折画集 第一』を2冊発見。第二かと思ったら、第一が二つあるのだった。値は同じなのできれいなほうを拾う。今まで見たうちでは、不折の代表作は写生文集の挿絵ではないかと考えて…

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お休み中ですが

パイ・インターナショナルの新刊。『HELL 地獄-地獄をみる』梶谷 亮治・西田 直樹。ぶあつさ、つたわりますか。値ははるが、ページ単価は11円弱。仕事、たてこんでいるので、未開封。

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鏡花、竹風、共訳のハウプトマン『沈鐘』

 先日、文庫櫂ですすめてもらった本にヒントがあり、泉鏡花と登張竹風の共訳のハウプトマン『沈鐘』(明治41年、春陽堂)を購入。念のため、岩波文庫版の阿部六郎訳も準備したが、鏡花、竹風版の方が読みやすい。グラシン紙を剝がすのが面倒なので、はっきりわからないが、ドイツの書籍らしい装幀である。 「図書新聞」昭和52年10月22日号の辻久一の「『沈鐘』」という記事の切り抜きが挟み込まれていた。辻は昭和5,…

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日本ショートショート出版史

 高井信の『日本ショートショート出版史』がオンデマンドで出版されたので注文してみた。 星新一以降の歴史がたどられている。ショートショートは、小品に通じるという関心からの購入。 背が折れないか心配になる。 武野藤介『コント文学と創作法』(1941年、文藝情報社)に「ショート・ショート・ストーリイ」という語が見られるという。渡邊晴夫『超短編小説序論』(2000年、白帝社)の名もあがっている。これは『…

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『メアリと魔女の花』

 うといので知らなかったが、米林宏昌監督がスタジオポノック制作で新作長編アニメ『メアリと魔女の花』を公開するようだ。 米林の名前が前面に出るのはうれしい。わたしがいちばん好きなジブリアニメは『思い出のマーニー』である。 監督のメッセージを読んだが、期待できそうだ。

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戦争と美人絵はがき(その2)

 じつは、美人絵はがきは戦争と深い関わりがあり、兵士慰問のために使われたということは、過去記事《戦争と美人絵はがき》で書いた。 先日、入手した宮武外骨の雑誌『スコブル』大正7年6月号を見ていると、「松の里人」名義で「美人絵葉書で敵軍を全滅す」という記事が出ている。 第一次世界大戦での出来事と思われるが、英国、ドイツの兵士とも、美人絵はがきを塹壕生活の慰安としていた。塹壕を占領するとその壁に飾られ…

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『みだれ髪』文スト仕様

 うーん。清家雪子『月に吠えらんねえ⑦』に出てくるアッコさんはいかにも人妻風だが、これは……。 表紙はおいて、今野寿美さんの訳注がとてもよい。 たとえば、「ゆあみする泉の底の小百合花二十の夏をうつくしと見ぬ」の訳は、「泉で沐浴をするヴィーナスの姿が目に浮かぶ。それは百合の花を水に沈めたかのよう。ちょうど、人生で一番輝いている二十歳の夏の美しさ!」である。「百合の花を水に沈めたかのよう」というとこ…

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たそがれたかこが気になる

 『スクリプタ』夏号。荻原魚雷さんがすすめている『たそがれたかこ』というマンガが気になる。  『青春と読書』集英社文庫創刊40周年記念号。しかし、この文庫とあまり縁がないということがよくわかった。しかし、森まゆみ『青鞜の冒険』はこの文庫だった。冒頭の北方謙三のインタビューで、『コースアゲイン』は15枚の短編集とある。これは興味がある。  『図書』7月号。ブレイディみかこの連載は読ませる。「ブ…

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谷書店に『スコブル』が

 ふと、ずいぶん前のことだが、京都駅に向かうバスが三哲にむかってカーブするとき、古本屋が見えたことを思い出した。マップで調べると、谷書店がそれらしい。 きょうは京都駅でおりて、歩いて行ってみる。急に高い建物がなくなり、看板があった。仏教書がメインである。ざっとみて、めずらしくない新古書がやすかったので、それを手にとってレジの方に向かう。 すると、『スコブル』5冊という文字が見える。 袋に入ってい…

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渋谷書林

 日曜は終日仕事。日曜に家で仕事というのは、疲れる。 さて、土曜、文庫櫂の帰りに、仕事が待つ家に直帰するのはちょっとはばかられたし、買った本を見たいというのもあって、南海線の高架下にいろいろ店が入っていることを思い出して、そっちに向かうことにしたのだった。 方角にちょっと迷いながら歩いて行くと、本が飾ってある古本屋があって、渋谷書林であった。ああこれが、古本ものたちが言っていた店だと気づいて入店…

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複刻版と退色

 あるかたが、『地上巡礼』のオリジナル写真をつぶやきにのせている。少し版が大きくなった最後の2冊は、紺色に見える。複刻版では葡萄色(えびいろ)的に、赤系の要素が強まっている。これは、推測だが、退色したオリジナルを参照して作ったためではないだろうか。 過去記事《写生文の「うふヽん」》で紹介した『新写生文』ももとは、紺色系の紫だったかもしれない。 古本屋さんで、合綴した『ホトトギス』を見せてもらった…

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愛書家・コレクター・集書人

 文春文庫版、鹿島茂『子供より古書が大事と思いたい』のあとがきには、氏は愛書家ではなくコレクターだと書いてある。 そこで、考えた。われは、どっちだ、と。どっちにもあてはまらない。①愛書家で研究もする②愛書家で研究はしない③コレクターで研究もする④コレクターで研究はしない⑤研究のために本を集めている こう書いてみると、わたしは⑤である。鹿島氏ははじめからコレクターであったのではなく、本を書くテーマ…

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