みやこメッセ

円町でバスを降り、タクシーでみやこメッセの古本市に向かう。みやこメッセに行くのは何年ぶりだろう。すでに3時をすぎていたので、タクシーを使った。会場は広いが、あまりひろえず。このところ黒っぽい本にこだわりつづけていたので、白っぽい本に目が反応しない。老眼が進んでいる。『騎士団長殺し』が出ている。先日、天牛天三店では2500円だった。黒と白の間のグレー(まあまあ古い本)でいい本があればいいのだが、見…

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音を聞く

ずっとおとなし(音楽なし)の生活を送ってきたが、ふとしたことから、826askaのエレクトーンの演奏を聞いた。世の中は、シニフィアンとシニフィエがずれまくって、自分がただあるという述語的かまえの中で沈黙しているしかない。でも、音楽はいい。シニフィアンとシニフィエが幸福にも一致するから。演奏も述語的世界の追体験である。おすすめは《カノンロック》と《美女と野獣》。UEビームにのせて、聞きながら仕事し…

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今日のこれこれ

◇四天王寺まわりで、文庫櫂に、『花嫁人形』受け取りに行く。百瀬千尋歌集も買う。さる方と接近遭遇。挨拶はした。月刊スケッチ6冊を見せてもらう。やはりすばらしい。『花嫁人形』は、良い状態で、金属版の資料として役立つ。南森町まで出て、休憩。おうちには仕事が待っている。◇桑原武夫寄贈図書廃棄の件で、SNSと批評の拡散ということを考えた。いろんな人のツイートで論点はあらかた出てしまっている。論点が出てしま…

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今日のどれどれ

◇つかれたあ。明日から、まとめて本を読む。古本も見に行く。月、火は休みではない。◇ウィンドウズ機が2台とも不調。1台は、ウィンドウズ10のアップデートの結果、オフィス2013が動かなくなった。アンインストールすらできない。◇後片づけをして帰宅しよう。今週は、小麦粉をあまり食べていないので、お好み焼きを作ろう。◇「セカイ系」の説明。今日買った宮台真司「私たちはどこから来て、どこへ行くのか」(幻冬舎…

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「武者小路実篤の出版事情」展

調布市武者小路実篤記念館で、表記の展示が行われる。出版事情に目を向けた展示は、時宜にかなっている。下部中央は、写真銅版の田中製版所の広告。今手元に本がないが、島崎藤村『破戒』の口絵も田中製版所ではなかったか。煙の表現に、白抜きを使っていたはず。下部右は、三秀舎のの印刷機。中央右は、言わずと知れた洛陽堂の河本亀之助。田中英夫氏の講演会が予定されている。申し込み必要。案内は田中氏に送っていただいたの…

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国際啄木学会京都セミナー

国際啄木学会 京都セミナー2017年4月22日 立命館大学朱雀キャンパス討論「〈関西〉における啄木研究/啄木研究における〈関西〉」 上記討論で「ポトナム短歌会を源流として 立命館と啄木研究」という題で報告を行った。以下簡単に報告の要旨をメモしておく。 ポトナム短歌会は小泉苳三がつくった。大正11(1922)年、事業に失敗した小泉は京城公立高等女学校教諭となり、4月、百瀬千尋と『ポトナム』を創…

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「うふふん」用例あり

過去記事《写生文の「ウフゝン」》で、「ウフフン」の用例はあるだろうか、としたら、言語学者が教えてくれた。海野十三にあって、ひとつは、海野十三の『火星兵団』。 博士は、口をもぐもぐさせながら、「うふふん。わしの計画は、うまく行ったのだよ。投げこんだ巻尺を、今度は手もとへたぐって、引上げてみると銃身に二つの青黒い塊がついていた。それは火星人の――いや、女王ラーラの子供だった。つまりここにいるロロと…

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レイニイ・マンデー

◇白楊荘文庫を収蔵している図書館で、短歌誌『ポトナム』の創刊号を見る。準貴重書あつかいで、貴重書閲覧室で見る。パソコンで入力するつもりが、頁を押さえる手がいるので、鉛筆を借りて書く。筆記は片手でできる。ポトナムは白楊の朝鮮語。ポトナムはポプラでよいのか。いろいろネットで調べていると、葉ね文庫さんのツイートが引っかかって、『ポトナム』は、95周年記念号がでているという。雑誌のところに行くとおいてあ…

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上半期の本代

◇土曜は、文庫櫂さんに本を受け取りに行った。状態よく、石版についてまた考える素材が増えた。帰ってきて、ツイートを見たら、また必要な本が棚出しで出ている。絵入り本、ほかにありますか、と尋ねればよかった。この本は、立派な複刻があるが、印刷をみるのには、複刻は意味がないのだ。オリジナルを見る必要がある。◇休日に、仕事の準備を入れないと、まわっていかない。なるべくぼんやりしていたいが。◇本屋に行って、絓…

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色刷り木版の版面 つづき

博文館『文藝倶楽部』第7巻15号、明治34年11月。『明星』が西洋美術の若手を使って、誌面に新味を出そうとしていた時期である。 表紙は、山中古洞《冬木立》。目次によれば、「精彩石版画」である。 口絵は、梶田半古《仙錦亭》。目次によれば、遅塚麗水の小説「仙錦亭」の口絵で、「精彩木版画」である。髷の部分を拡大してみよう。  少しわかりにくいが、地の黒の上に、髪の線を示す黒が重ねられている。 ヒロイ…

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写生文の「ウフゝン」

 坂本四方太・寒川鼠骨・長塚節・高濱虚子『新写生文』(明治41年1月、東亜堂書房)。 表紙の葡萄色(えびいろ)がいい感じだが、元からこの色調だったかわからない。 紫が退色した可能性がある。作成者が紫色といっていて、複刻版が葡萄色系になっている事例としては、『地上巡礼』がある。謡曲の本も紫色が、茶色系に変色することがあると聞く。  虚子の「序」では、これまでの写生文より長いとある。虚子は、写生文…

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カラーキーパー

カラーキーパーって知っていますか。シャツの襟に入っている芯のことです。内蔵して取り外せないタイプもありますが、襟を返して取り出せるタイプも多いです。うっかり入れたまま、クリーニングに出すと、外されている時があります。襟がへなへなになっていると思ったら、このカラーキーパーが入っていないのです。シャツ屋さんでシャツを買った時に余分にもらう時もありますが、クリーニング屋さんに言ってもらったこともありま…

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伝統的な多色木版の版面

先日買った、国貞・種彦の『明烏 八編上』の表紙。いつの刷りかはわからない。顔のアップ。方向は少し変えてある。 髪の生え際に特徴が出ている。 刀を持つ手元のアップ。線と色面が区別されている。 色面の規則性のない、なんというか、モコモコした感触が木版の特徴である。もう少し、適切に描写できるようにならないといけないが。

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