小村雪岱、お蔵だし

2017/10/19 16:58
 勢いで購入したが、使いこなせない資料がある。新聞小説の切り抜きであるが、『纏女房』という作品がわからない。国会図書館で検索すると、1948年版の駿台書房の『纏女房』が出てくる。邦枝完二の作品なのだが、『喧嘩鳶』と言う作品との関わりも気になる。五流研究者の手に余るので、使いこなせる方に譲りたいと思っている。 新聞、雑誌連載小説の切り抜きを作るときは、本文も一緒にお願いしたいと、切に思うのであった。

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青木嵩山堂の本

2017/10/16 18:44
 ツイートで複数の情報を見かけて、電話で東京堂書店神保町店に連絡し、通販で送ってもらう。送料、代引き手数料で高くなるが、アマゾンでは現在品切れで、ネット検索しても、大阪で置いているところは限られているので、すぐ読めることを第一に考えた。 その本は、青木育志、青木俊造著『青木嵩山堂 明治期の総合出版社』(アジア・ユーラシア総合研究所)。持っている本を調べたが、青木嵩山堂(あおきすうざんどう)の本は架蔵していない。 出版物一覧がついているのはありがたい。江見水蔭の本が多い。本文で..

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「凸版」と「着色木版」

2017/08/14 11:31
 斎藤昌三『書痴の散歩』(昭和7年11月、書物展望社)を見ていると、「装幀界の追想」(初出、昭和4年11月、「商業美術月報」)に、「装釘も明治大正昭和と通じて、草双紙型からボール表紙、新大和綴から布装、革装と大体の変化を見、表紙の印刷も木版から石版、金版と進化し、今日に至つてゐる」云々という一節があるが、金属版、すなわち亜鉛凸版は「金版」とされている。読みは「かねはん」でいいのだろうか。 先日購入した水島爾保布『東海道五十三次』(大正9年3月、金尾文淵堂)は、金属版と色刷り木..

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鏡花、竹風、共訳のハウプトマン『沈鐘』

2017/07/03 23:18
 先日、文庫櫂ですすめてもらった本にヒントがあり、泉鏡花と登張竹風の共訳のハウプトマン『沈鐘』(明治41年、春陽堂)を購入。念のため、岩波文庫版の阿部六郎訳も準備したが、鏡花、竹風版の方が読みやすい。グラシン紙を剝がすのが面倒なので、はっきりわからないが、ドイツの書籍らしい装幀である。 「図書新聞」昭和52年10月22日号の辻久一の「『沈鐘』」という記事の切り抜きが挟み込まれていた。辻は昭和5,6年頃に躍起になってこの鏡花訳をさがしたがみつからなかった。昭和8年に召集解除で帰..

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中村不折の装幀・挿絵の文献

2017/06/22 23:51
 雑誌『一寸』70号(2017年5月)掲載の岩切信一郎「中村不折の美術活動と印刷ー装幀・挿絵についてー」は、不折の挿絵、装幀についての基本文献といってよい内容である。 これまで、なんどもふれてきた石版と木版の問題にも関連する。不折といえば、漱石『吾輩は猫である』の挿絵がよく知られているが、ある図録では、すべてが石版だとなっていて当惑したことがある。 岩切の論では、そこが明確に整理されている。服部書店・大倉書店の『吾輩ハ猫デアル』の6葉の口絵、挿絵のうち、《欄干に倚って橋下をの..

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あれとこれ 木版と石版

2017/06/13 00:08
 はじめて手にしたオリジナルの『明星』は、明治37年1月号。日本の古本屋のサイトができてまもないころ、まだ検索に制限がなく、平凡出版の芸能誌『明星』ばかりが際限なくでてきて、まいったが、あきらめずにつづけていると、青森の古本屋さんで、この号が見つかったのである。価格は2700円だったと記憶する。 それまでは、臨川書店版の複刻版の図版をコピーして、ファイルに分類していたが、印刷の本当の状態はオリジナルを見ないと分からないと痛感していた。 届いたものは、外部の保存はよいとはいえな..

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