田中恭吉日記、翻刻すすめる

2018/04/06 18:46
 昨日は仕事の準備で16頁立ての資料を作る。  今日は、本読み、仕事仕込みにつづけて、田中恭吉の日記翻刻をすすめる。 恭吉は『月映(つくはえ)』の版画家。作品はすごいよ。だれか、『月に吠えらんねえ』の美術街バージョンをやってくれないかな。  こんな感じで、アウトライナーとPDFを同時にみながら作業。PDFの操作が手間で、途中から、画像は脇に置いたiPadに写してやる。指で拡大できるのは便利だ。 時々、三木哲夫氏の年譜で確認すると、何気ない記述も意味がわかってくる。年譜は大事..

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田中恭吉日記を読み始める

2018/03/29 22:40
◇田中恭吉日記の1910年の分を読み始める。  ファイル3冊に分ける。 薄い字のところは、モバイルの画面で確認しながら、読まないといけないかも。 少しずつの積み重ねである。 今回は、オムニアウトライナーを使ってみることにする。 ◇文庫櫂さんのツイートで、旅立っていった(売れていった)本が出ているが、すごい内容だ  『細雪』私家版は、いくらだったのかなあ。谷崎本全部集めたら、『谷崎潤一郎の本と美術』が書けるのになあ。

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気になるツイート 回覧雑誌『密室』の欠号発見か!?

2017/12/25 11:57
 きのう、ぬりえ屋さんのツイートが「「月映」の前身「密室」の1冊が出てきたという話。幾らするのだろう?」となっていておどろく。ここ。オタさんもリツイートしている。  回覧雑誌『密室』は、田中恭吉、藤森静雄等が発行した回覧雑誌。恩地孝四郎は6号から参加。回覧雑誌は原稿をまとめて仲間内で回覧するものなので、原則一冊のみ。 ただ、第4号は見つかっていない。 ぬりえ屋さんがいうのは、この第4号のことか。 ソース開示可能なら、ぜひ詳しい事情を知りたいものだ。

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斎藤昌三と『月に吠える』

2017/09/16 06:59
 斎藤昌三と創作版画誌『月映(つくはえ)』の関わりについては、過去記事で記した(《『月映』と斎藤昌三》)。  『月に吠える』の刊行事情についての斎藤の認識がうかがわれる文章がある。昭和10年1月刊行の『書淫行状記』(書物展望社)所収の「書痴漫録」である。 初出は、『文藝汎論』昭和9年9月号とある。「書痴漫録」の「詩歌書の発禁」という章に次のような記述がある。 大正六年二月、感情詩社から発行した萩原朔太郎の詩集『月に吠える』は内容としても、田中恭吉の挿絵としても詩壇の名品であ..

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『學鐙』春号は、「特集夏目漱石」

2017/03/20 20:51
『學鐙』春号は、「特集夏目漱石」。 『學鐙』も月刊から季刊に移行するようだ。この春号が、漱石特集であることを偶然知って、版元に注文した。多くの人が、見開き2頁でエッセイを書いている。2篇気にかかるものがあったので、紹介しつつ、思うところ述べてみたい。研究ノートのひとつだと考えていただければありがたい。        池端俊策「ドラマ「夏目漱石の妻」で書かなかった人物達」 まず、池端俊策氏の「ドラマ「夏目漱石の妻」で書かなかった人物達」。この人は、ドラマ「夏目漱石の妻」の脚本家..

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『月に吠える』の文献

2017/01/30 00:46
日本近代文学館の複刻シリーズの解題を3冊手に入れた。1冊200円。こうした解題は、けっこう貴重である。新聞初出のものは、小さいが、第1回目の写真版が入っている。ところで、『精選名著複刻全集 近代文学館—作品解題』(昭和48年11月4刷、初版は昭和47年6月)の『月に吠える』の解題は、伊藤信吉が書いている。複刻の元版については次のような記述がある。〔複刻について〕原本は四六判、角背紙装、アンカット本。カバー付き。挿絵一二葉。凝った造本の一つである。無削除版と削除版とでは口絵・カ..

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