戦争と美人絵はがき(その2)

2017/06/30 12:11
 じつは、美人絵はがきは戦争と深い関わりがあり、兵士慰問のために使われたということは、過去記事《戦争と美人絵はがき》で書いた。 先日、入手した宮武外骨の雑誌『スコブル』大正7年6月号を見ていると、「松の里人」名義で「美人絵葉書で敵軍を全滅す」という記事が出ている。 第一次世界大戦での出来事と思われるが、英国、ドイツの兵士とも、美人絵はがきを塹壕生活の慰安としていた。塹壕を占領するとその壁に飾られていた絵はがきの争奪が始まる。ここに目をつけたドイツ参謀部は、絵はがきに触れると爆..

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戦争と美人絵はがき

2017/02/24 00:20
使用済みの絵はがきの持つ意味について、実物を購入して初めて納得することがあった。これは一目見て、あの有名な洗い髪のお妻だとわかった。 征露第二年とあるので、明治38年である。築港を出たとあるので、大阪から出征したのであろう。はがきの下に「三都百美人 其卅一」とある。お妻は、髪結いが間に合わず、洗い髪のまま写真撮影に臨むしかなかったが、それがかえって人気を呼んだのである。津田青楓『漱石と十弟子』(2015年1月、芸艸堂、元版は1974年、初刊は1949年世界文庫)には、「百鬼園..

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